このマンガがすごい!2022オトコ編10位以下の50位まで作品紹介!漫画を安く読む方法も

2005年の12月に発売され、年末年始の風物詩として定着しつつある『このマンガがすごい!!』の2022年度版が発売されました。一年間の内に日本国内で発売された数多くの名作を紹介する宝島社のムック本のランキングですが、今や一種のマンガ賞とも言えるほど大きな影響力を持つようになりました。

そんな『このマンガがすごい!2022』には、2021年に各所で話題になった名作漫画が数多く掲載されています。今年完結を迎えた往年の名作から、今年連載が始まったばかりの新作漫画まで数多くの話題作、有名作が軒を連ねるランキングは時代を表しているようでもあります。

we連載漫画がヒットするのもすっかりと珍しくなくなり、上位陣にもwebコミックのタイトルが並んでいます。その一方で、今年完結を迎えた人気作や、往年の人気作家の新連載など、漫画熱を感じる作品も数多くランクインしています。

中には時代の移り変わり以上にコロナ禍の影響からランクインしたことがうかがえる作品も幾つか見受けられるなど、今年のランキングは例年以上に世評を表したランキングになりました。そんな「このマンガがすごい!2022」のランキング結果をぜひご覧ください。

目次

このマンガがすごい!2022が開催

このマンガがすごい !』は、その年で話題になった作品や有名になった作品をランキング形式で紹介するムック本として有名です。漫画はあまり読まない人でも、一度くらいはこのムック本の名前を見たことがあるのではないでしょうか?

2005年から宝島社から発刊され、20年近く出版され続けている人気のムック本です。オトコ編・オンナ合わせて全部で100作品もの作品のランキングや、人気漫画家のインタビューなどが掲載されているなど、漫画好きならば思わず一度は目を通してしまうのではないでしょうか?そんなこのマンガがすごい!の2022年版が出版され、早速2021年に各所をにぎわせた数多くの作品が紹介されています。

そんな、未来の名作・傑作が紹介された本ランキングですが、今年の見どころは何といってもweb漫画雑誌やweb漫画アプリの台頭です。特に、チェンソーマンを発掘した週刊少年ジャンプから派生したweb漫画掲載サイトである『ジャンプ+』は、2021年を通して大きく飛躍したweb漫画掲載誌と言えるでしょう。

今回のランキングでは、ジャンプ本誌で活躍した様々な作品よりも数多くの作品がランクインインしており、ざっと見ただけでも一つの時代の転換点を見たような気にさせてくれます。逆に、web媒体から紙媒体へ転向して活躍する作家の作品も多く、この点もまた令和のマンガ事情を良く表しているようにも思えます。

このマンガがすごい!2022オトコ編50位までを紹介

https://twitter.com/unimaru_anime/status/1474599407295541250?

オトコ編のランキングの最大の特徴は、2021年以前から支持される作品も数多くランクインすることです。言い換えるならばそれは、性別や年代を越えた幅広いファン層の多くから支持されており、多くのマンガ好きから人気漫画・名作として認められていることの証でもあります。

順位に関しては、同率となった作品も存在する為、正確には47位までの紹介になりますが、今年もジャンルも様々で多種多様なマンガが人気や話題の鎬を削っており、日本のマンガの奥深さを噛みしめるような内容になっています。

第1位:ルックバック

作品名・ルックバック
作者・藤本タツキ
連載誌・ジャンプ+
出版社・集英社
既刊・全1巻

ファイアパンチチェンソーマンで知られる藤本タツキの長編読み切り作品が今年の『このマンガがすごい』ランキングにおける第1位を獲得しました。本作は、過激なエログロ描写やトリッキーでエキセントリックなキャラクターたちで人気を博した藤本タツキの作品の中では珍しく、一人の少女の成長と漫画の創作を通して描かれる真っすぐな青春ドラマです。

主人公の少女藤野は、学級新聞で描いた四コマ漫画がきっかけでクラスの引きこもりの少女京本と友達になり、やがて二人は漫画を共同で製作するようになります。そんな二人の友情と、漫画や作品を作りたいという衝動に駆られる人物を描いた青春ドラマは、ぜひ一見の価値ありです。

第2位:チ。-地球の運動について-

作品名・ チ。-地球の運動について-
作者・魚豊(うおと)
連載誌・ビッグコミックスピリッツ
出版社・小学館
既刊・5巻 以下続刊

webコミック掲載サイトマガポケ出身の魚豊(うおと)先生が放つ新連載です。2021年、テレビをはじめとして各種メディアや漫画賞などで頻繁に取り上げられ、大きく話題をかっさらった作品でした。

本作は、キリスト教とその教会が絶対的な力を持つ中世ヨーロッパの世界を舞台に、キリスト教に真っ向から反対する学説である地動説を研究する学者たちを描いた歴史ロマンです。自分の命を懸けてまで世界の真実を解き明かそうとする学者たちの姿に思わず熱くなります。

第3位:怪獣8号

作品名・怪獣8号
作者・松本直也
連載誌・ジャンプ+
出版社・集英社
既刊・5巻 以下続刊

集英社が運営するweb漫画掲載サイト『ジャンプ+』にて連載が開始され、史上最速で発行部数400万部を突破したことで少年ジャンプ系列の新たな王道バトル漫画として有名になりました。テレビでも大きく取りざたされ、ランキング2位のチ。とともに、今年の話題をかっさらった作品の一つです。

本作は、様々な怪獣が出現し大災害をもたらす日本を舞台に、かつて人々を護る防衛隊に所属することを夢見ながらも、その夢が叶わなかった三十代のおじさん日比野カフカを主人公とした作品です。小さな怪獣に寄生されたことで怪獣に変身する力を手に入れたことカフカは、怪獣8号へと変身し、人々を護るために戦います。

第4位:ダンダダン

作品名・ダンダダン
作者・龍幸伸
連載誌・ジャンプ+
出版社・集英社
既刊・3巻 以下続刊

こちらもジャンプ+で連載開始され、大きく話題となった作品です。超能力、霊能力、宇宙人、UMA、幽霊、妖怪と、オカルト趣味をふんだんに盛り込みながらも、主人公の二人、高倉健綾瀬桃ラブコメにも焦点を当てた盛りだくさんな内容の作品です。

宇宙人やUMAに詳しいオタク趣味の男子高校生の高倉健と、祖母が有名な霊能力者である女子高生の綾瀬桃は、ちょっとした喧嘩の末にオカルトスポットに出向き、そのことがきっかけで宇宙人や都市伝説の妖怪と戦うことになります。主人公二人の初々しく甘酸っぱい青春ラブコメに思わず引き込まれる一方で、世間で噂になっている都市伝説の思わず笑ってしまう斜め上の解釈と、そんなオカルトたちの恐ろしいホラー描写とのギャップが本作の最大の見どころです。

第5位:東京ヒゴロ

作品名・東京ヒゴロ
作者・松本大洋
連載誌・ビッグコミックオリジナル
出版社・小学館
既刊 1巻 以下続刊

ピンポンで知られる松本大洋先生の最新作です。テレビやSNSによって派手な話題をかっさらった作品が上位にランクインする中、大御所漫画家の新連載が静かにしっかりと人気を獲得していました。

30年間支え続けた漫画雑誌が廃刊となったことで、大手出版社を退社することにした塩澤は、新たに自分の理想とする漫画雑誌の創刊を目指して奮闘します。五十路を越えた主人公の再スタートを描いた本作は、主人公の真面目過ぎて朴訥なキャラクターとそんな彼の言葉の端々からにじみ出る漫画愛についつい感情移入してしまいます。

第6位:葬送のフリーレン

作品名・葬送のフリーレン
作者・原作 山田鐘人 作画 アベツカサ
連載誌・少年サンデー
出版社・小学館
既刊 ・6巻 以下続刊

昨年、連載開始と同時に多くの話題をかっさらい、マンガ大賞の受賞を始めとして、様々な漫画賞を受賞した大人気ファンタジー漫画が二年連続のランクインを果たしました。単行本も累計発行部数が既に400万部を超えており、今や少年サンデーの看板漫画となりました。

本作の主人公、エルフの魔法使いであるフリーレンは、かつて人類を脅かした魔王と戦った勇者パーティの一員であり、世界を救った後の平和な世界を巡る旅に出ます。旅することにした主人公フリーレンの、別れと出会い、そして過去の思い出を巡る旅にはついつい引き込まれます。

第7位:推しの子

作品名・推しの子
作者・原作 赤坂アカ 作画 横槍メンゴ
連載誌・週刊ヤングジャンプ
出版社・集英社
既刊 ・6巻 以下続刊

かぐや様は告らせたい』の作者である赤坂アカ先生と、『クズの本懐』の作者である横槍メンゴ先生が組んだ作品です。互いに大人気漫画家のタッグと言うことで大きく注目を浴びた本作が、今年もこのマンガが凄いにランクインしました。

本作は、主人公が過去に死亡し、過去の記憶を持ったまま生まれ変わる、いわゆる転生ものと呼ばれるジャンルの一つですが、本作はそこに、殺された母親の復讐や様々な形の芸能活動と言った要素も加わります。様々な思惑が入り乱れながら、芸能界と言う厳しい世界の裏事情を描かれた本作は、主人公の最終目標こそサスペンス的であるものの、舞台や映画、アイドルなど多種多様な芸能活動を通して、そこで活躍する人たちの熱さも描かれます。

第8位: トリリオンゲーム

作品名・トリリオンゲーム
作者・原作 稲垣理一郎 作画 池上遼一
連載誌・ビッグコミックスペリオール
出版社・小学館
既刊 ・2巻 以下続刊

アイシールド21』や『Dr.STONE』の漫画原作で知られる稲垣理一郎先生が原作を、劇画の巨匠である池上遼一先生が作画を担当する豪華ながらも異色の組み合わせで作られた一作です。題名のトリリオンとは、一兆を英語に直した言葉で、その名の通り主人公の二人が一兆ドルを稼ぐために奮闘するという作品です。

本作の主人公は、コミュニケーション能力に難がありながらもPCスキルは優れている青年ガクと、好青年ながらも悪知恵の働く青年ハルとがタッグを組んで会社を興し、一兆ドルを稼ぐために奮闘します。そんな二人の凸凹っぷりが2021年のこのマンガがすごいランキングの8位に輝きました。

第9位:ペリリュー楽園のゲルニカ

https://twitter.com/OfPalau/status/1426111064211525633?

作品名・ペリリュー楽園のゲルニカ
作者・著者 武田一義 原案強力 平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
連載誌・ヤングアニマル
出版社・白泉社
既刊 ・全11巻

三頭身のキャラクターを通して描かれる、第二次世界大戦に起きた様々な戦争体験を描いた戦争漫画です。戦争漫画としては異例なことに、発行部数は30万部を超え、連載終了後にはアニメ化も決定するなど、これからの展開が大いに注目される作品です。

太平洋戦争終盤に行われた、ペリリュー島の戦いを描いた本作は、そのかわいらしいキャラクターと反して、壮絶で凄惨な戦争の生々しい現実が描かれます。既に戦後から80年近くが経過し、戦争という悲劇が歴史の教科書の単語としか認識されつつなくある現代だからこそ必要とされる漫画です。

第10位:ダーウィン事変

作品名・ダーウィン事変
作者・うめざわしゅん
連載誌・月刊アフタヌーン
出版社・講談社
既刊 ・3巻 以下続刊

半分人間、半分チンパンジーの存在である“ヒューマンジー”のチャーリーを主人公に、人間を見つめなおした社会派漫画が9位に輝きました。一見すればギャグのような設定ながらも、人間でもチンパンジーでもないチャーリーと言う存在が人間社会に巻き起こす騒動は決して笑えないものです。

その一方で、そんなチャーリーと交流する人間のルーシーは、お互いに興味を持ち、理解し合おうと対話を行います。そんな二人のキャラクターを通して人間とは何か?を考えさせる物語が、この作品の最大の見どころとなっています。

第11位:ハイパーインフレーション

作品名・ハイパーインフレーション
作者・住吉九
連載誌・ジャンプ+
出版社・集英社
既刊 ・3巻 以下続刊

その奇抜でシュールな設定とは裏腹に、経済と頭脳戦と言う新たな着眼点から一躍注目と人気を集めた作品です。世界の経済を牛耳る超大国である帝国によって、ありとあらゆるものが金でやり取りされる世界で、少数民族のガブール人として生まれた少年ルークは、帝国によって奴隷狩りに遭ったことがきっかけで、帝国を倒すために贋金づくりを始めます。

そんなルークにガブール人の神は帝国の贋札を生み出す能力を与え、その能力と頭脳を駆使して帝国と戦うことを決意します。経済と頭脳戦と言う、新たな切り口で生み出される新時代のファンタジー漫画です

第12位:東京卍リベンジャーズ

作品名・東京卍リベンジャーズ
作者・和久井健
連載誌・週刊少年マガジン
出版社・講談社
既刊 ・24巻 以下続刊

アニメ化や実写映画化が大成功をおさめ、2021年最も読まれた漫画、東京卍リベンジャーズとある出来事がきっかけで10年前の同じ日付に戻ることができるタイムリープ能力を手に入れた青年、花垣武道は未来の歴史に起こる悲劇を防ぐ為に奮闘します。

花垣武道の未来を変える戦いもいよいよ大詰めを迎え、青春タイムリープサスペンスの行方はいよいよ最終章に入りました。武道の奮闘はどんな未来を作り出していくのか?いよいよ決着の時が迫る本作から目が離せません。

第13位:奈良へ

作品名・奈良へ
作者・大山海
連載誌・トーチweb
出版社・リイド社
既刊 ・全1巻

奈良を舞台に、複数の登場人物の苦悩を描くオムニバス形式の青春群像劇的な漫画ですしかし同時に、漫画内の登場人物である小山隆の描く漫画作品も同時に展開される入れ子構造の物語構成になったファンタジー作品でもあります。

各話タイトルには奈良の名所が使用されており、各話ごとの主人公と共に奈良の街を巡りながら主人公たちそれぞれの苦悩が描かれます。そんな様々な苦悩を抱えるキャラクターと、丁寧に描写された奈良の街の空気感が、不思議な余韻を与える作品になっています。

第15位:さよならキャンドル

作品名・さよならキャンドル
作者・清野とおる
連載誌・コミックDAYS
出版社・講談社
既刊 ・1巻 以下続刊

作者の代表作である『東京都北区赤羽』のアナザーストーリーとして描かれた本作は、舞台を赤羽の隣町である十条に移して展開されます。十条の夜に開店するスナック「キャンドル」には、一癖も二癖もある客が次々に訪れます。

本作はそんな癖の強いキャラクターを夜の街という特殊な時間の特殊な空間を描いた作品です。作者自ら、これを描き切れなければ死なないとまで発言した本作には、夜の街だからこそ現れる癖の強いキャラクターと、夜という特殊な時間の街の様子を心いくまで楽しめる作品になっています。

第16位:転がる姉弟

https://twitter.com/sokuyomi/status/1474176890470830082?

作品名・転がる姉弟
作者・森つぶみ
連載誌・ふらっとヒーローズ
出版社・ヒーローズ
既刊 ・2巻 以下続刊

女子高生みなとは、母を亡くし、父が再婚したことで血のつながらない弟ができます。可愛い弟ができることを望んでいたみなとでしたが、新しくできた弟の光志郎は変わり者ながらも憎めないような風変わりな子供でした。

一方で、光志郎は変わり者でひょうきんな一面を持ちながらも、素直で繊細な一面を持つ子供でもあります。そんな女子高生みなとと、風変りながらの新しい家族との生活を描いた日常系コメディです

第16位:進撃の巨人

作品名・進撃の巨人
作者・諌山創
連載誌・別冊少年マガジン
出版社・講談社
既刊 ・全34巻

連載開始から12年の時を経て、世界的大人気ダークファンタジーが今年、遂に完結しました。人類と巨人との戦いから始まったエレン、そして調査兵団の戦いは遂に最終決戦を迎えます。

当初は壁の中の人類と未知の生物である巨人との戦いと思われていた本作は、その実、世界的な民族同士の紛争でした。そして、世界の真実が明らかになったことでエレンの巨人を駆逐するための戦いは、世界の存亡をかけた新たな神話とも言うべきものへと大きく変貌しました。

長きに渡る戦いの行方と、それぞれのキャラクターが迎えた因縁の決着を、ぜひご覧下さい。

第18位:明日、私は誰かのカノジョ

作品名・明日、私は誰かのカノジョ
作者・をのひなお
連載誌・サイコミ
出版社・小学館
既刊 ・8巻 以下続刊

夜の街とそこにうずまく金と愛に焦点を当てた本作は、衝撃的な展開と現代を生きる女性たちの綿密な描写から、急激に人気を上げた作品です。決まったヒロインを持たず、章ごとに様々なヒロインの抱えた葛藤と問題に焦点を当てた本作は、パパ活やホスト狂いなど、基本的にタブー視される角度から現代の女性たちの恋を描いています。

そんな苛烈な刺激と歪つな承認欲求に突き動かされる女性たちの夜の物語は、生々しく危うげですが、それ故に目が離せない作品になっています。

第19位:ブルーピリオド

https://twitter.com/28_3/status/1474394450201829378?

作品名・ブルーピリオド
作者・山口つばさ
連載誌・月刊アフタヌーン
出版社・講談社
既刊 ・11巻 以下続刊

芸術作品の創作と言う、新たな切り口で青春ドラマを展開している本作。テレビアニメも放映され、2021年には新たな飛躍を遂げている中、本編では主人公の八虎はすでに藝術大学に合格し、新たな展開を迎えています。

個性的な教授陣や、「自由課題」という新たな試練、スランプなど、様々な壁にぶつかりながらも、特撮やピカソなどの過去の名作に感銘を受けるなど、美術や芸術を通して大きく成長していきます。藝術大学の青春という、多くの人にとって道の世界と、その世界で成長する八虎の活躍に引き込まれる作品です。

第20位:虎鶫-TUGUMI PROJECT-

作品名・ 虎鶫-TUGUMI PROJECT-
作者・ippatu
連載誌・ヤングマガジン
出版社・講談社
既刊 ・3巻 以下続刊

文明が崩壊し、約260年間誰も足を踏みいれなくなった未開の土地と化した「旧日本」。無実の罪で妻子と引き裂かれることになった元軍人のレオーネは、そんな「旧日本」に潜入して一年以内に機密書類に書かれた秘密兵器を手に入れる極秘ミッションをこなすことになります。

相棒のドゥドゥ、そして日本で出会った少女つぐみと共に、レオーネは荒廃し魔境と化した「旧日本」を生き抜くために数多くの修羅場を潜り抜けることになります。見ごたえ抜群の、新時代のサバイバルアクションストーリーです。

第21位:呪術廻戦

作品名・呪術廻戦
作者・芥見下々
連載誌・週刊少年ジャンプ
出版社・集英社
既刊 ・18巻 以下続刊

今年、テレビアニメ化・劇場版アニメ化された週刊少年ジャンプの人気漫画が21位に入りました。呪霊と呪術師の戦いを描いた本作は、渋谷事変で暗躍していた羂索により呪術師によるデスゲームである「死滅回游」が開催されます。

新たな局面を迎えた呪術廻戦の世界は、羂索の手により数多くの変化がもたらされました。そんな羂索の陰謀を打ち砕くために、主人公の虎杖は新たな戦いに身を投じることになります。

第22位:大ダーク

作品名・大ダーク
作者・林田球
連載誌・ゲッサン
出版社・小学館
既刊 ・ 4巻 以下続刊

昨年アニメ化されたことでも話題をさらった『ドロヘドロ』の作者である林田球先生の新連載です。本作も前作同様に、おどろおどろしくもどこか引き込まれるような世界観と、暴力的ながらも明るくハチャメチャなキャラクターが活躍する、林田節とでも言うべき世界観が炸裂した作品です。

14歳の少年ザハ=サンコは、その骨を手に入れるとどんな望みも叶うと言われている為、宇宙中のならず者から狙われています。そんなサンコは、相棒のアバキオンや友人の死ま田=デスとともに、宇宙中を暴れまわります。

前作まで魔法使いの世界を描いていた林田先生が新たに描くのは、宇宙を舞台にしたSF作品です。その一方で、如何にも生物的な造形をした機械の数々や、滅茶苦茶な設定は前作のファンタジー要素をそのまま引き継いだような作品となっています。

第23位:楠勝平コレクション 山岸凉子と読む

作品名・ 楠勝平コレクション 山岸涼子と読む
作者・楠勝平(著) 山岸凉子(編)
連載誌・
出版社・筑摩書房
既刊 全1巻

楠勝平は、1974年に逝去した漫画家です。白土三平の弟子として、主に歴史漫画を執筆し、70年代に活躍した天才漫画家でしたが、わずか30歳という若さで持病の悪化に伴い、夭逝しました。

そんな知られざる天才とも言える楠勝平の遺した数多くの短編漫画作品の中から、少女漫画の生きる伝説とも言うべき、山岸凉子が選定した作品を集めた短編集です。かつての天才が描いた作品を50年近くの時を経て復活したかつての天才の作品集です。

第23位:スノウボールアース

作品名・スノウボールアース
作者・辻次夕日郎
連載誌・月刊ビッグコミックスピリッツ
出版社・小学館
既刊 ・2巻 以下続刊

人類を救う救世主として選ばれた少年が、巨大ロボットに搭乗して戦い地球を救う。そんなロボットアニメのお約束を導入部に使いながらも、本作では怪獣との最終決戦を終えた地球は何故か雪と氷に覆われた惑星になっていました。

結局は滅んでしまった地球ですが、そんな世界でも人々は生き残っており、主人公の少年はそんな人々共に変わり果てた世界を生き抜きます。怪獣やロボットと言った日本男子のロマンを詰め込んだ本格SF作品です。

第23位:ブルーロック

作品名・ブルーロック
作者・金城宗幸(原作) ノ村優介(作画)
連載誌・週刊少年マガジン
出版社・講談社
既刊 ・17巻 以下続刊

2022年にアニメ化も決定し、今最も熱いスポーツ漫画の一つが本作、ブルーロックです。「史上最もイカレたサッカー漫画」の異名をとる本作が、ランクインしました。

サッカーワールドカップで日本が優勝するために世界最強のストライカーを育成するために発足したブルーロックプロジェクト。それはいくつもの試験を重ねて、参加者を振るい落としていき、最後に生き残った選手だけを絶対的なエースとして育成するサッカー選手育成プロジェクトでした。

そんなデスゲームさながらのブルーロックプロジェクトに参加した主人公の潔世一が、世界一のサッカー選手を目指すべく奮闘する新時代のサッカー漫画です。

第26位:EVOL(イーヴォー)

作品名・EVOL(イーヴォー)
作者・カネコアツシ
連載誌・月刊コミックビーム
出版社・KADOKAWA
既刊 ・3巻 以下続刊

正義のヒーローの血筋が活躍する世界で、自殺未遂がきっかけで特殊な能力を得た三人の中学生が主人公の物語です。本来ならば、正義のヒーローの血筋しか持てないはずの超能力を使えるようになった三人は、悪の組織EVOL(イーヴォー)を結成します。

アクの強いキャラクターと、アメリカンコミックを髣髴とさせる絵柄から繰り出される、ダークヒーロー的なストーリーが繰り出される作品です。

26位:ひらやすみ

https://twitter.com/tvbros/status/1473915310113964033?

作品名・ひらやすみ
作者・真造圭伍
連載誌・ビッグコミックスピリッツ
出版社・小学館
既刊 ・2巻 以下続刊

山形から上京してフリーターとなった青年、ヒロトは仲良くなったおばあちゃんが亡くなり、遺言によって彼女から一軒家の平屋を譲られます。そんなヒロトが「平屋住み」を始めたところ、従妹の女子大生を始めとして多くの人々がヒロトの一軒家に集まり始めます。

昭和の香織さえ漂うような平屋で、多くの人々に囲まれたヒロト青年の平穏で緩やかな日々を描く癒し日常系漫画作品です。

第28位:菌と鉄

作品名・菌と鉄
作者・片山あすか
連載誌・別冊少年マガジン
出版社・講談社
既刊 ・1巻 以下続刊

人類が菌類に支配された地球を舞台に、無慈悲で理不尽な世界に抗う人々を描いたSFサスペンスアクションです。物語の舞台となる地球では、菌類が食物連鎖の頂点に立ったことで人類を地域ごとに分けて支配しています。

そんな世界の中で兵士として支配され続けた青年のダンテは、とある極秘任務を受けたことで広い外の世界を知り、自分と同じ境遇の少女であるアオイと出会います。それをきっかけに自分を支配してきた存在に対して叛逆を決意したダンテは、反乱組織のエーテルへ加わり戦います。

進撃の巨人の系譜を受け継ぐ、世界に抗う人々を描いた新たな時代のSFディストピアです

第29位:新やる気まんまん!オットどっこい

作品名・新やる気まんまん!オットどっこい
作者・山田参助
連載誌・日刊ゲンダイ
出版社・リイド社
既刊 ・1巻 以下続刊

往年の名作、やる気まんまん!オットどっこいが新シリーズとなって帰ってきました。とてもお茶の間では流せないような内容の話を、タブロイド誌の一つである日刊ゲンダイに連載するという今では考えられない連載形態をとりながらも、人気を博した青年漫画作品であるやる気まんまんシリーズは、過去作の作画担当である横山まさみち先生の死去に伴って事実上の連載終了となっていました。

そんな中、新たに山田参助先生が作画その他を担当する形で、再び日刊ゲンダイに連載するというチャレンジ精神を見せながら復活しました。過去作のプロットを引き継ぎながらも連載を再開した本作のその気になる内容は、成人以上の読者がご覧ください。

第30位:宇宙兄弟

https://twitter.com/uchu_kyodai/status/1463522858886443013?

作品名・宇宙兄弟
作者・小山宙哉
連載誌・モーニング
出版社・講談社
既刊 ・ 41巻 以下続刊

ともに宇宙飛行士を目指す兄弟の物語が描かれ始めてから十数年が経過しました。今ではアニメ化や実写映画化など、様々なメディアミックスを経て、日本が誇るリアルSF漫画の金字塔となりました。

小学生の頃にUFОを見たことで、弟の日々人は月に行くこと目標に、兄の六太は火星に行くことを目標に宇宙飛行士を夢見ます。その後、兄の六太は一度は宇宙飛行士の夢を諦めるものの、弟が夢を叶えて宇宙飛行士になったことで奮起し、再び宇宙飛行士になることを志します。

最新刊では、ついに弟の日々人だけでなく兄の六太も月面に到着し、物語はいよいよクライマックスに突入し、二人が果たすべき目標もあとわずかになりました。タイトルの意味も回収され、いよいよ宇宙兄弟の最大のミッションが開始されます。

第30位:往生際の意味を知れ!

作品名・往生際の意味を知れ!
作者・米代恭
連載誌・ビッグコミックスピリッツ
出版社・小学館
既刊 ・ 4巻 以下続刊

復縁をテーマにしたラブストーリーでありながら、サスペンスでミステリアスな内容のストーリーが展開される本作が、ランクインしました。作者の米代恭先生は独自の切り口から男女間の関係性を描く作品を得意とする漫画家ですが、本作はそんな米代先生の新境地とも言うべき作品です。

7年前に分かれた元カノ日下部日和のことを忘れられずにいた主人公市松海路の下に、突如としてその元カノが現れて「子供を作るために貴方の精子が欲しい」と言われます。しかし同時に、彼女が子供を欲しがるのは、結婚したいという事でもなく主人公への愛が理由でもなく、母への復讐と言う余人には理解しがたいものでした。

そんな元カノへの未練たらたらな主人公と、理解しがたい思惑を持った元カノとの、愛欲や様々な思惑が交錯する奇妙な恋愛ストーリーです。

第32位:アントロポセンの犬泥棒

作品名・アントロポセンの犬泥棒
作者・川勝徳重
連載誌・トーチweb
出版社・リイド社
既刊 ・ 全1巻

漫画研究家にして、アートと漫画を組み合わせた独自の観点での漫画を制作する川勝徳重先生の最新作です。前作から3年の月日を経て発売された作品集は、新たな劇画の世界を見せてくれます。

タイトルに使用されている「アンドロポセン」とは、人類の時代を意味する科学用語であり、収録されている作品の全体的なテーマととして「人類と動物との関り」が描かれています。ブタを殺すまでを描いた『野豚物語』や、一匹のポメラニアンを巡る『犬泥棒』などが収録されています。

第32位:僕のヒーローアカデミア

作品名・僕のヒーローアカデミア
作者・堀越耕平
連載誌・週刊少年ジャンプ
出版社・集英社
既刊 ・ 32巻 以下続刊

今やすっかり少年ジャンプの看板漫画となった『僕のヒーローアカデミア』通称ヒロアカがランクインしました。劇場版第三弾も公開され、世界的にも大きく好評を得たヒロアカは、ストーリーもいよいよ終局に入りました。

死柄木弔率いる超常解放戦とヒーロー連合との戦いにより、AFОが復活し、これまでの社会秩序が崩壊してしまった日本を舞台とする最新刊では、一人孤独なヒーロー活動を開始したデクの戦いが描かれます。AFОの復活に伴いデクの持つОFAもその本来の力を覚醒させましたが、それ故にデクはAFОのターゲットとして休む間もない辛く苦しい戦いに身を投じます。

最終章に入ったヒロアカでは、一転して終始重苦しい空気が立ち込めています。一方で、それでもデクを助ける人も未だにおり、そんな人々との絆が今のデクをどう救っていくのか?そして、デクが目指す最高のヒーローにはなれるのか?これからの展開に目が離せません。

第34位:鬼ゴロシ

作品名・鬼ゴロシ
作者・河部真道
連載誌・漫画ゴラク
出版社・日本文芸社
既刊 ・ 5巻 以下続刊

2000年代後半の地方都市・新条を舞台に、鬼の伝承と暴力団の抗争を下地にした元ヤクザの凄絶な復讐劇です陰惨な暴力描写や、過激で迫力のあるアクションシーンが最大の魅力ですが、同時に様々な思惑と利害関係が入り混じる複雑な人間模様から繰り広げられる手に汗握るストーリー展開も本作の魅力です。

主人公は、かつて新条で恐れられていた最強のヤクザ、坂田。しかし彼は、奇妙なお面を被った五人の男たちに襲撃され、妻と子供を殺された末に、全ての罪をなすりつけられた上で彼自身も殺されかけます。

それから十五年後、冤罪により投獄されていた主人公でしたが、諸事情により仮釈放され、復讐の為にかつて自分からすべてを奪った五人組を見つけ出しては、凄惨な復讐を加えていくのでした。情け容赦のない惨い復讐を加えていく坂田と、そんな坂田を取り巻く周辺人物の人間模様が思わず物語に引き込みます。

第34位:ハコヅメー交番女子の逆襲ー

https://twitter.com/hakozume_anime/status/1472887546682441732?

作品名・ハコヅメー交番女子の逆襲ー
作者・泰三子
連載誌・モーニング
出版社・講談社
既刊 ・ 19巻 以下続刊

交番勤務の女性警官二人が主人公のリアルな警察官物語がランクインしました。原作者の泰三子先生が、現実に警察官に就職した異色の経歴を基にした本作は、2021年の7月にはドラマ化され、大きく注目されました。

とりあえず公務員になることを目的に公務員試験を受けて言った末になんとなく警察官となって交番勤務に励む川合と、優秀な女刑事でしたが人事異動によって交番勤務になった藤の二人がコンビとなって、様々な事件に挑む新感覚のポリスストーリーです。交番勤務の二人が挑む事件は不良少年の補導や交通整理など、地味ですがそれ故に生活に密着した生々しい事件が多く、テレビドラマの警察官とは違った警察官の姿が描かれます。

何となくではありながらも警察官を続ける川合と、優秀ながらも風変わりな元女刑事の、そんな女性警官コンビの活躍をぜひご覧下さい。

第36位:おれは短大出

作品名・おれは短大出
作者・堀道弘
連載誌・アックス
出版社・青林工藝舎
既刊 ・ 全1巻

作者の自伝的内容である本作は、00年代に青春を過ごした人々に送る青春漫画です。男子短大生と言う、少し特殊な状況に置かれた主人公の青春は、あくまでも劇的な内容の熾らないありふれたものです。

しかし、シュールで独特な絵柄とアホらしくも共感しやすい主人公の行動は、ついつい感情移入してしまう独特な魅力にあふれています。決して華々しくはなく、ありふれ触れたものだったとしても、やはり青春の1ページだったと気づく主人公の行動には思わず共感してしまいます。

第39位:SAKAMOTO DAYS

作品名・SAKAMOTO DAYS
作者・鈴木祐斗
連載誌・週刊少年ジャンプ
出版社・集英社
既刊 ・ 5巻 以下続刊

週刊少年ジャンプで連載されている新進気鋭のアクション漫画がランクインしました。人気漫画家の登竜門とも言える週刊少年ジャンプの一作の中でも、最近人気を博し始めているのが本作です。

主人公の坂本太郎は、かつては優秀で凄腕の殺し屋でありながらも、現在の奥さんと出会ったことでかつての仕事から足を洗い、現在は小太りの個人商店の店主を務めています。しかし、そんな坂本の下には、様々なトラブルが舞い込み、それをかつての仲間たちとともに坂本は解決していきます。

ジャンププラスで読み切りを掲載していた当時から、アクションシーンの構図と画力の高さで人気を博していた鈴木先生の連載作品は、ギャグを交えながらも本格的なアクション漫画として読み応え抜群の一作となっています。

第36位:紛争でしたら八田まで

作品名・紛争でしたら八田まで
作者・田素弘
連載誌・モーニング
出版社・講談社
既刊 ・ 7巻

地政学リスクコンサルタントと言う聞き馴染みのない職業に焦点を当てたのが、本作です。作者の田素弘先生は、脱サラして漫画を描きはじめ、43歳で本作の連載を勝ち取ったという異色の経歴を持ちます。

本作の主人公である八田さんは、地政学と言う地理と政治の問題を取り扱った学問のことです。そんな地政学に精通した八田さんの下には、世界各地で様々な民族問題を中心とするもめ事が舞い込み、八田さんはそれらの問題を解決すべく世界中を股にかけて活躍します。

そんな地政学に精通した八田さんは、自身の頭脳と胆力、そして地政学を武器として世界各国の紛争や問題を交渉で解決していきます。そんな八田さんの活躍は、ギャンブルや異能力バトルとはまた違った頭脳戦の楽しみを見せてくれます。

第39位:ケンシロウによろしく

https://twitter.com/magazine_young/status/1475243778701021184?

作品名・ケンシロウによろしく。
作者・ジャスミン・ギュ
連載誌・週刊ヤングマガジン
出版社・講談社
既刊 ・ 5巻 以下続刊

斜め上にぶっ飛んだギャグマンガを得意とするジャスミン・ギュ先生の新作である『ケンシロウによろしく』がランクインしました。話のテーマになるのは、復讐指圧マッサージです。

かつて母を虐待した父に復讐するべく「北斗の拳」の主人公ケンシロウになろうと修行を重ねた主人公は、北斗神拳を会得しようと努力を重ねた結果、国家資格に合格し凄腕の指圧マッサージ師になります。意外にしっかりした鍼灸や整体の知識と、主人公の重いバックボーンとは裏腹に、主人公の下に訪ねてくるキャラクターや依頼は、どこか間が抜けてついつい笑ってしまいます。

そんな笑いと復讐、指圧マッサージの物語は、疲れた時に一読する価値のある作品です。

第39位:夏目アラタの結婚

https://twitter.com/ARATA_superior/status/1430882961897889801?

作品名・夏目アラタの結婚
作者・乃木坂太郎
連載誌・ビッグコミックスペリオール
出版社・小学館
既刊 ・ 6巻 以下続刊

『医龍』や『幽麗塔』で知られる乃木坂太郎先生の作品がランクインしました。緻密な人物描写と伏線の張り方で知られる乃木坂太郎先生らしく、本作はラブロマンスを主軸に据えた本格的な推理サスペンスになります。

主人公の夏目アラタは、ごく平凡な児童相談所の職員として働いていましたが、担当児童の一人にして、連続バラバラ殺人事件の被害者遺族の少年の卓斗が自分の名前で犯人の品川真珠と文通をしていることを打ち明けられ、そして彼女と面会してくれるように依頼されます。仕方なく品川真珠と面会した夏目アラタは、彼女に結婚を申し込むことで彼女との仲を深めていきますが、そこで徐々に彼女に惹かれていくようになります。

本作は、殺人事件の主犯である品川真珠とそんな真珠に振り回される夏目アラタの関係を元に、彼女が起こしたとされる殺人事件の真相を探るサスペンス作品になっています。また、真珠とアラタの関係に焦点を当てたラブロマンスの行方や、真意の図れない真珠の行動や言動など、様々な見どころの詰まった作品です。

第39位:らーめん再遊記

作品名・らーめん再遊記
作者・久部緑郎(原作) 川合単(作画) 石神秀幸(協力)
連載誌・ビッグコミックスペリオール
出版社・小学館
既刊 ・ 4巻 以下続刊

ラーメン発見伝らーめん才遊記に続くラーメンをメインテーマに当てた人気シリーズの第三シーズンがランクインしました。前作のらーめん才遊記のメインキャラクターである芹沢達也と汐見ゆとりの二人が引き続きメインキャラクターとして活躍します。

本シリーズは、グルメ漫画としてだけでなくビジネス漫画としての側面も併せ持っており、旨いラーメンを作るだけではなく、ラーメン店の店舗経営には何が必要なのか?という点もメインテーマとして扱われているのが、他のグルメ漫画とは一線を画しています。また、主人公の一人である芹沢は、ラーメンハゲの愛称で親しまれている人物でもあり、中には作品は読んだことは無くとも、芹沢の姿は見たことがあるという人もいるのではないでしょうか?

新たなラーメンとラーメンビジネスについて描かれた本作。グルメとビジネスと言う二つの側面からラーメンを楽しむことのできる作品です。

第42位:おかえりアリス

作品名・おかえりアリス
作者・押見修造
連載誌・別冊少年マガジン
出版社・講談社
既刊 ・ 3巻 以下続刊

『悪の華』や『血の轍』などの作品で知られる押見修造先生の新作です。三人の幼なじみの男女による三角関係を描いた作品ですが、ヒロインとも言えるのは身体的な性別は男である、いわゆる男の娘です。

亀川洋平室井慧は男同士の幼なじみですが、中学時代に洋平が片思いしていた相手である三谷結衣は慧に告白します。その場面を目撃してしまった洋平と慧の間には溝ができ、そして慧が転校したことで二人の仲は疎遠になります。

結衣への思いを捨てきれないまま高校へ進学した洋平は、そこで中学時代に転校した慧と再会します。しかし、その時には慧は女子生徒の制服を着て、女子として高校に通うようになりました。

思春期と性の目覚めに、同性同士の恋愛感情、そして慧という謎と秘密が多い慧というヒロインに、洋平は大きく翻弄されていきます。そんな洋平の性と恋の絡まる青春ドラマです。

第42位:シャドーハウス

https://twitter.com/somatoma/status/1462751697936130050?

作品名・シャドーハウス
作者・ソウマトウ
連載誌・週刊ヤングジャンプ
出版社・集英社
既刊 ・9巻 以下続刊

週刊ヤングジャンプの人気ダークファンタジー漫画がランクインしました。2021年にはテレビアニメ第一期が放送され、一躍その注目度を高めました。

シャドーと呼ばれる貴族の下で、生き人形と呼ばれる使用人が働くシャドー家。主人公のエミリコは、そんなシャドー家の一員であるケイトに仕え、シャドー家の中で働きますが、シャドー家には大きな秘密が存在しました。

ゴシック的な世界観と、かわいらしいキャラクターが目を引く本作ですが、その裏ではシャドーも生き人形すらも巻き込んだ壮絶な戦いが行われます。そんな可愛い絵柄と、話の凄惨のギャップに話が引き込まれる作品です。

第42位:JUNBO MAX

作品名・JUNBO MAX
作者・高橋ツトム
連載誌・ビッグコミック
出版社・小学館
既刊 ・4巻 以下続刊

『スカイハイ』や『士道SHIDOH』と言った作品で知られる高橋ツトム先生の新作です。スタイリッシュな絵柄と、ハードボイルドな世界観で知られる高橋ツトム先生には珍しい、冴えない五十路の中年男性が主役と言うことで話題になった作品です。

薬剤師兼、築四十年のアパートの大家を努めている主人公の曽根建男は、三か月前に結婚したものの、先天性のEDに悩まされていました。しかし、ある日ふとしたことで手に入れた強力なED薬を手に入れたことで薬の密造に手を染めてしまい、そこから大きな犯罪と事件に巻き込まれていきます。

隠された謎や予測不能の展開が畳みかけるように明かされる本作は、高橋ツトムの新境地とも言うべき、クライムサスペンスとなっています。一読して損はない作品です。

第42位: たそがれにまにあえば 赤井さしみ作品集

作品名・たそがれにまにまえば 赤井さしみ作品集
作者・赤井さしみ
連載誌・ハルタ
出版社・KADOKAWA
既刊 ・ 全1巻

主に個人誌で活躍し、独自の世界観を発信する漫画家である赤井さしみ先生の短編集です。赤井先生の作品は、可愛いキャラクターと脱力系のゆるゆるとした世界観が特徴的で、ただだらだらと読むことのできるストーリーは癒し系の最先端的なストーリーになっています。

力を入れずに何となく暇をつぶしたいときに読める緩い世界観は、疲れた日常の癒しに最適な一作です。

第42位:来世は他人がいい

作品名・来世は他人がいい
作者・小西明日翔
連載誌・アフタヌーン
出版社・講談社
既刊 ・ 5巻 以下続刊

原作はクリエイター投稿サイトであるpixivに発表されていたオリジナル作品が、その後、商業誌に移籍して連載化した作品です。大阪の極道の孫娘である染井吉乃と、東京の極道の孫である深山霧島が結婚することから始まる極道による恋愛ストーリーです。

吉乃の結婚相手である霧島は表面上は穏やかな人間ですが、その実、情け容赦がなく、身内からもクズと呼ばれる人間でした。しかし、そんな霧島に意地と胆力を見せつけた吉乃は霧島に本当に惚れられてしまい、二人の恋愛が始まります。

吉乃と霧島の二人の関係は表面上は美男美女の理想的なカップルですが、その実、一言では言い表せない複雑な関係です。そんな二人の裏社会の生々しい犯罪の空気を交えたブラックジョーク的な関係は、次の展開が気になって目が離せなくなる作品です。

第47位:WIND BREKER

https://twitter.com/winbre_sakura/status/1457910427384307719?

作品名・ WIND BREKER
作者・にいさとる
連載誌・マガジンポケット
出版社・講談社
既刊 ・ 5巻 以下続刊

講談社が運営する無料漫画掲載サイトであるマガジンポケットで連載されている漫画です。マガジンのお家芸とも言える不良漫画を、インターネットユーザーの好みにも合うように作られた漫画です。

不良高校として名高い風鈴高校に転校することになったの桜遥は、風鈴高校の中でも最強を目指すことにしますが、そんな風鈴高校は町の治安を守る自警団的存在でもありました。は、そんな風鈴高校の中で、町の治安を守りながらも最強の不良を目指します。

本当の強さを求めようと戦う主人公を描いた、新時代の不良漫画です。

第47位:《敵》と呼ばれても

作品名・《敵》と呼ばれても
作者・ジョージ・タケイ(原作) ハーモニー・ベッカー(作画) 青柳伸子(翻訳)
連載誌・
出版社・作品社
既刊 ・ 全1巻

作者自身がアメリカで体験した第二次世界大戦を描いたノンフィクションドキュメンタリー漫画です原作者のジョージ・タケイは、スター・ウォーズと双璧をなす人気SFドラマであるスター・トレックシリーズでヒカル・スールーを演じたことで知られる俳優で、60年にもわたってアメリカの芸能界で活躍した人です。

その一方で、日系人であるということから、幼少期には様々な苦労を経験しており、特に第二次世界大戦中はアメリカの隔離政策により収容所生活を余儀なくされた経験を持ちます。そんな過去の経験を漫画化した本作は、アメリカから見た戦争の悲惨さを描いた作品になります。

第二次世界大戦から数十年が経ち、アメリカと日本が戦争をしていたという事さえも記憶の中から薄れつつある現代だからこそ、必要とされる作品です。

第47位:フォビア

作品名・フォビア
作者・原克玄(原作) ゴトウユキコ(作画)
連載誌・ビッグコミックスペリオール
出版社・小学館
既刊 ・ 1巻 以下続刊

人間の持つ“恐怖症”をテーマにしたホラー漫画です。一話ごとに主人公が切り替わり、それぞれの持つちょっとした物事に対する漠然とした恐怖を、鮮明に描いたホラー作品です。

本作で原作を担当する原克玄先生は、過去作では主にぶっ飛んだキャラクターを中心としたギャグマンガを執筆したことで知られる漫画家ですが、本作では様々な人間の持つ独特な恐怖に焦点を当てたストーリーを書いています。また、本作で作画を担当したのは、官能的な女性や、繊細な女性像を描くことを得意とするゴトウユキコ先生であり、両先生共にホラー作品を描くのは今回が初めてです。

そんな意外な組み合わせの作家同士による背筋に怖気が走る恐怖体験を体験させてくれる怪作です。

第47位:竜王の娘 中国幻想選

作品名・竜王の娘 中国幻想選
作者・鮫島圓
連載誌・webアクション
出版社・双葉社
既刊 ・ 全1巻

古代中国を舞台にしたファンタジー漫画です。全4話からなる表題作の竜王の娘を始めとして、一話完結の短編をまとめた作品集となっており、繊細で緻密な絵柄が楽しめる作品です。

本作の作者である鮫島圓先生は、主に中国の古典を題材に取った作品を発表しており、現代の中華ファンタジーの旗手とも言える漫画家です。また、本作の続編として同様に中国の古典とファンタジーに焦点を当てた続編である『狐の掟』も発売されています。

美しく迫力のある絵で描かれる中国古典の世界は、 一読の価値ありと言える作品です。

まとめ

このマンガが凄い‼2022』圧倒的な人気を得てオトコ編1位を獲得した『ルックバック』は創作と青春というテーマに焦点を当て、映画的な演出に特に力を入れた作品と言うことで注目を集めましたが、奇しくもオンナ編の1位も創作というテーマに焦点を当て、映画的な演出に力を入れた作品でした。

両作品とも、漫画やゲーム、アニメなどと言ったクリエイター業界の垣根を越えて数多くのクリエイターに支持された作品ですが、そんな両作品が1位を獲得したことには2021年という時代の影響を感じずにはいられません。前年から引き続くコロナ禍と言う世界的な大災害には数多くの人々の生活に暗い影を落としたと思われますが、その一方でステイホームを合言葉に、数多くのアニメ、映画、ゲーム、小説、そして漫画と言った室内で楽しむ娯楽に慣れ親しんだ人も多いでしょう。

恐らくは、2021年という一年は、一般の人々がそんな娯楽やクリエイターに対する興味を強く掻き立てられた一年だったのでしょう。年末に入っても未だに先行きには不安の感じる2021年ですが、同時にそんな状況だからこそ、人との繋がりや、人間の存在価値に焦点を当てた作品が数多く評価されるなど、2021年だからこそ評価された作品も多かったランキングであるように思われます。

2022年はどうなるのかわかりませんが、このコロナ禍を経たことで、多くのクリエイターの作りたいという欲求が大きく刺激され、より良い漫画作品が生まれることに期待したいですね。

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