【WEB連載】生花店わくわく経営塾【第3回】

2016/09/08

生花店わくわく経営塾

WEB連載

第3回

徹底した準備で「異常値」を作ろう。

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 こんにちは。船井総合研究所の光田です。

前回は、「売上の公式」の中の「足止率と入店率」を上げる方法についてお伝えしました。

見逃したかたはこちらをご覧下さい。

 

第1回「時代のせいにしないで。売上は上がる!」

第2回「えっ!? 8年間も同じ場所で営業しているのに……「足止率×入店率」を高めよう!」

 

皆様、「足止率&入店率アップのための取組」はできましたでしょうか?

もし「まだ出来ていない」という方は読み直して、徹底してみてください!

原理原則に従って基本的なことを愚直にできる会社やお店が、

大混乱の時代にも伸びるのです。

(原理原則ができていないのに業績が伸びることはありません。)

 本日は「『母の日』に異常値(異常なぐらい売上を上げること)を作る」がテーマです。

 「えっ?母の日?まだお彼岸も9月末の繁忙期も終わってないじゃないか」

と不思議に思った方もいらっしゃると思います。

それが普通の感覚だと思います。

しかし、決して早くはないのです。なぜ、早くないかは読み終えるころにはわかってきますので、

お楽しみに!

 それでは、本題に入ります。

船井総研は40年以上続くコンサルティング会社ですが、

色々な会社をご支援する中で様々な経営の原理原則のルールを作っています。

その中に「船井流 異常値法」というものがあります。

異常値法とは、繁忙期の売上をどれだけ伸ばすことが出来るかで、

閑散期の業績の伸び率が変わってくるということです。

 生花業界では3月、5月、8月、12月と繁忙期がありますが、

今から準備するのであれば、5月の『母の日』がポイントとなるということです。

では母の日にどうすれば異常値を作れるのかを順序立てて考えていきましょう。


●2月中旬 母の日の商品を作る

 まずは、母の日のイベントの商品を決めることからです。

商品を決めるときのポイントは、

ターゲット別にどのような花を買っていただきたいのかを考えることです。

例えば、「実家から離れ、一人で暮らしているOL層には、5000円予算のアレンジ・花束を」や

「仲良し親子には一緒に植えかえて毎年楽しんで欲しいアジサイ」など、

自店のお客様の傾向や、

常連のお客様の顔を思い浮かべながら具体的なイメージを商品に落とし込みましょう。

●2月下旬 販促物を作り始める

 2月下旬には販促物を作り始めます。

まずは提案する商品(花束やアレンジメント)を作り、そして作った商品を写真撮りします。

鉢物で入荷が間に合わないものなどは、昨年の鉢をサンプルで載せるなどして対応しましょう。

 販促物を作る際のポイントは、お客様が注文しやすいようにFAX注文用紙をつけておくことです。

イメージは通販カタログ。

注文用紙があるとないでは、効果が異なりますのでつけるようにしましょう。

●3月上旬 販促物を印刷する

 販促物のデザインができ上がったら、販促物を印刷します。

印刷する際は自店で印刷するよりも「ネット印刷業者」を利用すると、

とても印刷コストを落とすことができます。

ただし、印刷ができ上がるまでの期間を一週間ぐらいは見ておく必要があります。

●3月中旬~下旬 印刷物を配布し始める。

 販促物がお店に届いたら、来店するお客様に配布することを徹底します。

春彼岸から3月下旬のお客様が増える繁忙期に、

母の日の案内ができるかどうかが、母の日の売上を上げる肝となります!

ここに2月から準備する必要性があるのです。

●4月初旬~

いよいよ店頭も母の日モードに転換です。

母の日の打ち出しを強くしていきましょう! 店頭の作り方は前回記事をご参照ください。

●4月中旬~

 新学期需要も落ち着き、少し手が空き始めます。

販促物を地域のお家にポスティングしていきましょう!

新規のお客様からご注文を頂く絶好のチャンスです。

●4月後半~母の日

 すべて実行できれば、母の日は制作で手一杯になるはずです。


まとめ

2月から母の日の準備を始めよう!

 

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次回は『購買率を上げるためのPOPの書き方』を紹介します。

 

文/光田卓司 takuji MITSUDA

船井総研に入社以来、サービス業・小売業のコンサルティング領域で様々な業績アップを経験。現在は、生花店を中心に日々コンサルティングを行っている。年間に会う生花店経営者の数は100人以上。実際に現場を巻き込みながら業績アップにつなげていく手法には定評がある。日々の業績アップ手法をブログにて更新中。『生花店コンサルタント』で検索!

経営の相談はメールにて。takuji_mitsuda@funaisoken.co.jp

具体的に法人営業で売り上げを上げる方策とは?

詳しい内容は、「生花店ワク ワク経営塾」バイブル

『花店経営の基礎知識 10の成功法則』をご覧ください。

192ページ 定価:本体2,200円+税 ISBN 978-4-416-71400-3

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(本連載はフローリスト誌に掲載されたアーカイブスを再編集しております)

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