【WEB連載】生花店わくわく経営塾【第6回】

2016/12/07

生花店わくわく経営塾

WEB連載

第6回

あなたのお店の存在意義は何なのか?!

~コンセプトを軸にお店を展開しよう~

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 こんにちは。船井総合研究所の光田です。

前回は、『愛され花屋さんになる方法』をお伝えしました。

愛され花屋さんになるための取組みをドンドンしてみてくださいね。

これからの時代、どれだけの数のファンを抱えることが出来るかがポイントとなります。

見逃したかたはこちらをご覧下さい。

第1回時代のせいにしないで。売上は上がる!」

第2回「えっ!? 8年間も同じ場所で営業しているのに……「足止率×入店率」を高めよう!」

第3回「徹底した準備で「異常値」を作ろう。」

第4回「お客様が買いたくなる魔法のPOP」

第5回~あのお店のファン客が増える理由~あなたのお店は愛され花屋さん!?

 

さて、今回は『コンセプトを軸にお店を展開しよう』です。

よくコンセプトが大事というお話しは皆さまも耳にしたことがあると思います。

その理由は、あなたのお店の存在意義を表すものだからなのです。

では、ここで皆さまに質問です。「あなたは何を売っていますか?」

と問いかけられると皆さまはどう答えますか?

おそらく「お花を売っています」とお答えになるでしょう。

正解です! しかし……ただお花を売っているのであれば他のお店でも良いわけです。

たくさんのお花屋さんがある中で、

あなたのお店で買わなければならない理由が

コンセプトということです。

だからコンセプトは大切なのです。

 私はこれまでたくさんの生花店の方々に「コンセプトは何ですか?」と質問してきました。

すると多くの方が、「パリ風のお花屋さんです」など

お店をどのような雰囲気で作ったかを答えられますが、

これは私がお伝えしたいコンセプトとは違います。

何度も言いますが、コンセプトとは存在意義を表すものです。

『存在意義=パリ風のお花屋さん』は少し違いますよね。

私が言うコンセプトとは『自店(お花)を通じて、お客様に何を伝えたいか』

つまり『自店は何を売っているのか』ということを落とし込んだものです。

では、具体的な考え方をお伝えしていきましょう。


ステップ①

自店を通して何を伝えたいかを考える

 先ずは自店を通して何を伝えたいかを考えます。

少しざっくりしたものでも構いません。

例えば、『自店を通して、お花のある生活を送ってもらいたい』というのが出てきたとします。

これがコンセプトの根本的な軸となります。


ステップ②

なぜそれを伝えたいかを考える

 ざっくりしたものが出てきたら、なぜそれを伝えたいのかを考えます。

つまり、先ほどの例で言うと

「なぜお花のある生活を送ってもらいたいか?」を深堀していきます。

するとさまざまな答えが出てきます。

「お花があれば癒されるから」

「お花があれば明るい気持ちになれるから」

「お花があれば部屋が華やかに見えるから」

「お花があれば家族の会話が増えるから」

「お花があれば子どもに生命の大切さを伝えられるから」などです。

ここがポイントです。

深彫りして出てきた答えがコンセプトを落とし込むヒントとなるのです。 


ステップ③

コンセプトをお客様に伝えて行く

 次に深堀したヒントを店舗に落とし込んで行くのです。

よく私は店舗力とは4つに分解できるというお話しをします。

『商品力』『販促力』『売場力』『接客力』の4つです。

これらにコンセプトを落とし込んでいくとはじめてお客様はあなたのお店のファンとなります。

例えば、「お花のある生活を通して癒しを提供したい」とします。

では、『お客様が癒される商品とは何なのか』

『販促物は癒しをテーマに作られているか』

『癒しを感じる売場とは何なのか』

『癒しを感じる接客とは何なのか』それを突き詰めて考えて行くのです。


 このようなステップを踏みコンセプトを明確にして店舗力に落とし込んでいけば、

コンセプトを口に出して伝えないでもお客様は感じてくれます。

そして「なんかあのお花屋さんに行くと癒されるのよね。」

こうお客様が口にして言ってくれるようになります。

そうすると勝手に口コミも広がって行くのです。

 理想論のように聞こえるかもしれませんが、

このようにすることでこんな時代でも業績を伸ばしている生花店もございます。

ぜひ、皆さまもチャレンジしてみてください。

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次回はコンセプトを軸に店舗力を上げよう!具体例編~コンセプトを店舗のすみずみに落とし込む~』を紹介します。

文/光田卓司 takuji MITSUDA

船井総研に入社以来、サービス業・小売業のコンサルティング領域で様々な業績アップを経験。現在は、生花店を中心に日々コンサルティングを行っている。年間に会う生花店経営者の数は100人以上。実際に現場を巻き込みながら業績アップにつなげていく手法には定評がある。日々の業績アップ手法をブログにて更新中。『生花店コンサルタント』で検索!

経営の相談はメールにて。takuji_mitsuda@funaisoken.co.jp?

具体的に法人営業で売り上げを上げる方策とは?

詳しい内容は、「生花店ワク ワク経営塾」バイブル

『花店経営の基礎知識 10の成功法則』をご覧ください。

192ページ 定価:本体2,200円+税 ISBN 978-4-416-71400-3

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(本連載はフローリスト誌に掲載されたアーカイブスを再編集しております)

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