花のクロノロジー?花卉園芸装飾年代記?

2015/05/28

編集部だより

明治から戦後までの花卉装飾の歴史をたどる?

本連載では、日本の花卉装飾の歴史をたどり、年表をつくることを目標にしている。

 

探求する時代の範囲は明治中期から昭和30年代までと限定し、明治維新の後に海外からさまざまな花卉の種苗が流通し始めた明治時代中期(1880年代)から「フローラルフォーム」が使われるようになる昭和30年代(1960年代)までの前後ふくめて約150年間を見ていこうと思う。

 

対象とする時代、日本は日清・日露の戦争と関東大震災、その後、第二次世界大戦を経験し、経済では恐慌・不景気と復興の好景気といった波にもまれている。花に関するしごとは多岐にわたるが、どんな時代でも花や緑は求められ多くの先人たちがそこに関わり今日につながっている。

 

私たちの日々の仕事はたいへんなことがいろいろあるけれど、それをやりぬいた先輩方がたくさんいる、ということはとても心強い。いま、昔のことを知ることにどんなメリットがあるかなどは決めなくてもいいけれど、ただ、自分たちが困難なときに先輩たちがいた、という記憶はひとつの支えになるだろう。

 

大切なのは自分となにかを結びつけて考えることだ。

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【探求テーマ予定(変更あり)】

2015年

5月号 フラワーデザイナーということばが生まれたとき

6月号 花露記 永島四郎さんの資料が見つかった

7月号 永島四郎と4つの花店 10年区分

8月号 婦人公論花の店 花卉装飾技士

9月号 戦争と花 小西銀次郎の手記

10月号 花露記ふたたび 執筆者の証言

11月号 フラワーデコレーターズクラブとはなんだったのか

12月号 アララギ歌人・埴科史郎としての四郎さん

2016年

1月号 蘭から始まる宮中の花装飾 岡見義男の仕事

2月号 福羽逸人の仕事 何を構想していたか

3月号 明治期の植物貿易 需要が産業を成長させる ボーマー商会など

4月号 園芸の普及と啓蒙 辻村農園と石井勇義

5月号 前田曙山の花卉装飾と高山植物、日本山岳会人脈

6月号 石井勇義という巨人

7月号 明治後半から大正へ広がる花卉生産と銀座の高級園芸市場

8月号 戦争と園芸 実際園芸の終わりに石井は何をしたか 小川菊松のベストセラー

9月号 進駐軍のもたらした全国各地域の好景気と花文化

10月号 メカニックの革命 時代を分けたオアシスの衝撃とはなんだったのか

11月号 日本の園芸と造園教育の歴史 千葉高等園芸、府立園芸専門学校、恵泉女学園

12月号 四郎さんが目指した日本の新しい花卉装飾とは

2017年

1月号 盆景とじかもり、筒花とはなにか?

2月号 花卉装飾年代記 年表まとめ1

3月号 花卉装飾年代記 年表まとめ2

4月号 花卉装飾年代記 年表まとめ3

 

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取材・文/松山 誠 Makoto Matsuyama?
国立科学博物館で勤務の後、花の世界へ。生産者、仲卸、花店などで勤務の後、輸入会社にてニュースレターなどを配信した。現在、花店にて婚礼業務などに携わる傍ら、花業界の生きた歴史を調査する「花のクロノジスト」として活動中。paperflorist@gmail.com

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