すてきな花の産地から。プランツ・ギャザリング編 #06

2018/07/12

フラワーニュースクリップ

店内全てギャザリング寄せ植え

知立市「グリーンショップ ウォールデン」

 

ギャザリング寄せ植えはメリットいっぱい

愛知県知立市にある園芸店「グリーンショップ ウォールデン」さん。

ログハウスの可愛らしい建物が目を引き、看板には可愛らしいクリスマスローズのイラストが。

オープンした当初はクリスマスローズをメインで扱っており、クロアチアなど海外へ原種を探し、珍しいクリスマスローズを自社栽培・販売。

今でも、店内奥のハウスには、様々なクリスマスローズを栽培しています。

そして、花苗や樹木の販売、ギャザリング教室、外構工事なども行い、いろんな視点から、植物や花のある暮らしを私たちに提案しています。

 

店内に足を運ぶと、たくさんの植物や四季折々の花が出迎えてくれます。

ウォールデンさんを象徴する可憐なクリスマスローズをはじめ、カラフルな季節の花の寄せ植えは、ほとんどがギャザリングで作ったもの。

その数なんと数百種類!まるで花束のような華やかな雰囲気に、心癒されます。

 

このギャザリング寄せ植えを作っているのは、明るい笑顔が印象的な店長&ギャザリング認定講師の佐藤幸子(さとう・さちこ)さんです。佐藤さんとギャザリングの出会いは、ギャザリングを生み出した「青木英郎」氏がきっかけでした。

 

「青木先生の展示会へ行った時に声をかけていただき、ギャザリングを習いたい!と志願し、先生の元へレッスンに通いました。今までは、土を使って寄せ植えをしていたのですが、ギャザリングの手法を知り“土以外でも寄せ植えができる”と感動して、どんどんと、ギャザリングの世界にのめり込んでいきました」

ギャザリングとは、根が付いた植物を花束のように組み合わせて植え込む寄せ植えのこと。土を使わず専用の資材(ベラボンという椰子の身の皮)を使い寄せ植えをするため、土よりも軽く、どんな場所でも置くことができるのが特徴的です。

 

土を使わない分、リビングやテーブルの上にも置くことができたり、ガラスの小さな器や、ウォールバスケットなど使って、気軽に楽しむことも。

ギャザリング寄せ植えが、インテリアとして活用できるのも魅力のひとつです。

 

保存期間は土と変わらず、水やりも資材が乾いたらしっかりとあげるだけ。

植え込んだ時から花の美しさが存分に楽しめるので、花束のように美しい寄せ植えができると佐藤さん。

 

「土の寄せ植えには戻れないくらい、ギャザリング寄せ植えはメリットがたくさんあります。今までの土の寄せ植えは、土が重くて運ぶことができず、お年寄りの方やマンション暮らしの方は、気軽に寄せ植えを楽しむというのが難しい状況にあったと思います。しかし、ギャザリング寄せ植えは、持ち運びも便利なので、インテリアのようにお花や植物を気軽に楽しむことができます」

 

店内では、ギャザリング寄せ植え教室も開催。このエリアでギャザリング教室をしているところは珍しく、遠方からお客さんが足を運ぶほど好評です。

「最近、ギャザリングは少しずつ浸透していますが、もう少し一般の人に知ってもらいたいです。そのために教室をして認知を広げながら、ギャザリングの良さを広く伝えていきたいです」と話してくれました。

 

オンリーワンの外構をつくるために

「グリーンショップ ウォールデン」さんの、もうひとつの特徴が、外構・お庭づくり。

こちらを担当するのが、浅井将人(あさい・まさと)さんです。

浅井さんは、10代の頃から造園業の仕事をしており、縁あって、数年前にウォールデンさんで働くことに。

造園の経験はもちろんのこと、いろんな植物園や庭園に行ったり、バックパッカーとして、世界中を旅した時も各国の植物や庭づくりを学んでいます。

 

ウォールデンさんの外構の特徴は、自然素材と四季の植物。

その空間にいるだけで、ホッと心和み、暮らし全体を豊かにしてくれます。

また遊び心を取り入れるのも、浅井さん流の施工。

塀のかわりに石を積みあげた“ガビオン”で庭全体にアクセントを出したり、ハードウッドを使った“木のファサード”で奥行き感を表現したり。

どれも、他にはない「オンリーワン」の外構を提案しています。

 

「外構や庭づくりは一生のお付き合い。どんな暮らしをしているのか、これからどんな暮らしを送りたいのかをヒアリングして、その人に合わせた庭づくりを提案しています。しっかりとお話をするので、施工段階になると、お客様とは友達のように接しています!」

 

取材時も、施工したお客さんと話す浅井さんは常に笑顔が絶えず、お友達のような雰囲気で接していたのが印象的でした。

 

浅井さんが担当した施工例。

メッシュ状の鉄パネルの中に石を積み上げた「ガビオン」。

お庭の一角には、季節の花々が咲き誇っています。

クレマチス/クリスマスローズ/アジサイ/ペチュニアなど

 

1960年代のアーリーアメリカンテイストな家のお庭。

樹木をメインに、ラベンダーやローズマリーなどの強いハーブ系のお花も。

今後は、門柱の後ろに大きな木を植えるそうです。

マルバ/アオハダ/ヤマボウシ/サルスベリなど

 

玄関アプローチには、ハードウッドを使ったファサードが印象的です。

5cmずつ高さを変えることで、玄関までの奥行き感を演出しています。

植栽とのバランスも素敵です。

ノムラモミジ/ジュンベリーなど

 

浅井さんが最も得意とする工法「つき山」を用いたこちらのお宅。

つき山にすることで、芝全体が高低差を演出し、目で見ても楽しむことができます。

ヤマツヅジ/オトコヨウゾメ/ハナミズキなど

 

ギャザリングや外構まで、様々な視点から「植物との暮らし」を私たちに提案してくれるウォールデンさん。

人々の心を癒し、笑顔にする花や植物の力を、改めて体感したひと時でした。

 

文・取材/岩下加奈(ALii)

撮影/岡本修治

 

☆今回お訪ねしたお店☆

グリーンショップ ウォールデン

愛知県知立市八ツ田町久根ノ内38

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